ドライバーの1日の走行を見る (運転報告ページ)

ドライバーの1日の走行を見る (運転報告ページ)

概要
このページではドライバーの1日の走行を見る方法を紹介します。
[運転報告]ページを利用します。

目次
A. 初期設定
2022年9月1日以降にCariotトライアルをお申込みのお客様は、予め運転報告拡張パッケージがインストールされております。
運転報告機能をご利用になるには、CariotCore v3.58以上のインストールと、運転報告拡張パッケージのインストールが必要です。

インストール前にお使いのCariotCoreのバージョンをご確認いただき、CariotCore Ver3.58以上にアップグレードしてからインストールを実施してください。

以下のページから、運転報告拡張パッケージの最新版をインストールしてください。
【運転報告 v3.2.0】

インストール手順
インストールURLをクリックすると、以下の画面が表示されます。
システム管理者のユーザ名・パスワードでログインしてください。
以下の手順に沿って、インストールを行なってください。
インストール済みパッケージ画面に「CariotDriveReport」が表示されています。
以上でインストールは完了です。

走行データ集計の有効化
[Cariot__走行データ集計_定期実行]および[Cariot__当日の走行データ集計_定期実行]ジョブを設定します。
左上のアプリケーションランチャーから[Cariot管理者ツール]を開き、左の[スケジュール設定]を選択します。
[Cariot__走行データ集計_定期実行]と[Cariot__当日の走行データ集計_定期実行]の右の[▶]をクリックし、オンにします。
下記画像のようになっていればオンになっています。
続いて以下の手順に沿って、運転報告拡張パッケージをインストールする以前のデータを運転報告に反映させるため、走行データ再集計を行います。
スケジュール設定画面下部の[ジョブを実行(Pilot)]をクリックし、[走行データ再集計]項目欄で再集計を実施したい期間を指定して[今すぐ実行]をクリックします。
※再集計が完了するまで数分かかります

[運転報告]タブの追加
以下の手順に沿って、[運転報告]タブをCariotアプリケーションに追加します。
左上のアプリケーションランチャーの検索窓に「運転報告」と入力し、[運転報告]を選択します。
[運転報告]タブ右の[∨]をクリック→[+運転報告をナビゲーションバーに追加する]をクリック
以上で、[運転報告]タブが追加されました。
B.画面構成

■運転報告一覧
[運転報告]タブを開くと、下記のように運転報告の一覧が表示されます。
画面番号名称説明
検索条件日付(期間)、キーワード、画像あり、危険運転あり で運転報告を検索することができます。 ※キーワード検索は、ドライバー名、車両名、営業所名、所属部署名が対象です。 ※「画像あり」の検索は、関連情報で画像項目を作成している場合にご利用できます。
ダウンロード運転報告をダウンロードすることができます。ダウンロード条件は期間指定のみとなっており、一覧画面の検索条件は適用されませんのでご注意ください。
設定報告一覧画面に表示されている「表示項目(④)」の設定をすることができます。 表示項目の表示/非表示は、設定画面内の「選択可能(→非表示)」「選択済み(→表示)」で設定、また項目の並び順も「選択済み」右側の▲▼ボタンで変更できます。
表示項目一覧画面の表示項目になります。③で設定した内容が反映されています。

■日報概要
一覧画面で見たいデータの行をクリックすると、下記のような日報概要が表示されます。
画面番号名称説明
基本情報対象データの基本情報(車両やドライバー、走行距離、走行時間等)が載っています。出勤、退勤時刻は、出退勤の設定が有効な場合のみ表示されます。ドライバー名をクリックすると、対象のドライバーページが表示されます。
関連情報その日報に対して、オドメーター値、給油量、ガソリン代、画像、その他(オイル交換、メンテナンス履歴)など、お客様が独自に設定した項目が表示されます。また、「編集」ボタンから関連情報の内容は編集することができます。 ※関連情報の項目を設定している場合のみ表示されます。 関連情報項目の設定方法は Cariotモバイルアプリ:カスタム項目の作成と走行実績を運転報告(PC)で確認する をご覧ください。
日報概要/日報詳細切替ボタン日報概要画面/日報詳細画面を切り替えるボタンになります。詳細画面の初期表示は日報概要画面です。
走行データメニューボタン日報のもととなった走行データの表示/非表示ボタンになります。走行データ名をクリックすると、対象の走行データページが表示されます。
表示設定ボタンタイムラインおよび地図の表示設定画面が表示されます。
印刷表示ボタン地図画面+基本情報(出勤時刻、退勤時刻は除く)の印刷画面が表示されます。
地図画面日報内での走行軌跡と活動を表示します。 地図上には、作業や滞在が行われた場所(数字のピン)や休憩場所、危険運転発生場所がマークで表示されます。

<地図画面・タイムライン画面での危険運転表示アイコン種別>
地図上アイコンタイムライン上 アイコン説明
急ハンドル(左) ※ドライブレコーダーのみ
急ハンドル(右) ※ドライブレコーダーのみ
急加速
急減速
速度超過
ドライバーによる通報

■日報詳細
日報詳細画面に切り替えると、下記のような詳細画面が表示されます。
画面番号名称説明
タイムライン日報内での行動の履歴を時系列で表示します。3種類の記録(運転記録、作業記録、休憩記録)と、乗車開始/終了の履歴があります。
(記録に関する)メニューボタン記録の編集・削除、各記録を追加することができます。

■日報詳細>タイムライン
画面番号名称説明
乗車開始乗車を開始した時刻と住所が表示されます。
駐車記録駐車記録です。開始・終了時刻、住所情報が表示されます。 表示設定で[駐車]の表示をONにすると表示されます。 ※初期設定では駐車場所が緯度経度で表示されている可能性がございます。住所変換の設定をご希望のお客様は Cariotサポート窓口・連絡先 へご連絡ください。 ※編集不可
運転記録移動していた記録です。走行ステータス、開始・終了時刻、移動距離が表示されます。 ステータス、開始・終了時刻を編集することが可能です。
作業記録取引先もしくは特定の地点に停車し、作業した記録です。作業記録には、取引先名、取引先住所、コメント、カスタム作業記録、作業種別が表示されます。作業記録の内容は編集することができます。 ※作業記録の項目を追加することができます。 カスタム作業記録項目の設定方法は Cariotモバイルアプリ:カスタム項目の作成と走行実績を運転報告(PC)で確認する をご覧ください。
滞在記録ルートの拠点への滞在イベントです。開始・終了時刻が表示されます。 拠点が取引先に紐付いている場合、その住所も表示されます。 ※編集不可
休憩記録休憩の記録です。開始・終了時刻が表示されます。開始・終了時刻を編集することが可能です。
危険挙動運転中に発生した危険挙動です。種別、説明、発生時刻が表示されます。 ※ドライブレコーダーの場合、タイムライン上にある[動画を見る]をクリックすると、危険運転発生前後の録画(動画)見ることもできます。
乗車終了乗車を終了した時刻もしくは、現在時刻が表示されます。 乗車が終了している場合、終了した地点の住所も表示されます。 乗車が終了しているかの基準は下記のとおりです。 ・Cariotモバイルアプリで乗車終了している ・最後にデバイスが位置情報送信されてから「走行データ同士の最小間隔」以上の時間が経過している。


C.操作手順
・運転報告一覧画面で閲覧したい日報を検索する

→検索条件を入力→[検索]をクリックすると該当する日報が表示されます。対象日報の行をクリックすると、日報情報を確認することができます。

※ドライバー名・営業所名・所属部署名は、現在ドライバーレコードに登録されている名称ではなく、運転報告日報が作られた時点での名称が表示されます。

例)2024/04/15の日報を検索する


・運転報告をダウンロードする

→ 画面右上の[ダウンロード]ボタンをクリック、ダウンロード画面内で対象期間を設定し[ダウンロード]をクリックします。

※[閉じる]をクリックすると運転報告一覧画面に戻ります。

※ダウンロード対象は、選択期間内で有効なドライバーのすべての運転報告です。


→Excelファイルのレイアウトは以下のようになっています。

日付・ドライバーごとに、日報概要・日報詳細(タイムライン)の各行が出力されます。
日付とドライバーの並びは昇順です。


日報概要および、日報詳細の各行の種別は「種別」列に表示されます。

出力される日報詳細の種別は下記のとおりです。
乗車開始
作業記録
作業種別
運転記録
休憩記録
滞在
駐車
乗車終了


・日報の関連情報を編集する

→一覧画面で対象日報の行をクリックすると日報概要画面が開きます。関連情報の右側にある[編集]をクリックしてください。

※関連情報の項目を設定している場合のみ表示されます。関連情報項目の設定方法は Cariotモバイルアプリ:カスタム項目の作成と走行実績を運転報告(PC)で確認する をご覧ください。


→対象項目を編集し、[登録]をクリックすると登録完了です。


・地図画面+基本情報を印刷する

→画面右上の印刷ボタンをクリックします。


→地図画面+基本情報画面の[印刷]をクリックします。

※[戻る]をクリックすると、日報画面に戻ります


→印刷プレビュー画面で印刷条件を設定し、[印刷]をクリックします。


・日報詳細のタイムラインに表示する記録条件を設定する

→対象日報の右上[日報詳細]をクリックし、日報詳細画面に切り替えます。


→右上の[設定]マークをクリックしタイムラインに表示する条件を設定すると、画面左のタイムライン上に設定内容が反映されます。

※表示設定はブラウザを閉じても保存され、保存期間は最後に表示してから30日間です。


・日報詳細の各記録を編集、追加、削除する

※本機能は、日報記録設定が【有効】になっているお客様のみご利用可能です。

※記録の追加、削除はPCで管理者の方が操作可能となっております。モバイルアプリでは追加、削除をすることはできません(編集は可)。

①「編集」する場合

→編集対象の記録の右にある[▼]から[編集]をクリックします。


→表示された編集画面内で、対象項目を編集し[登録]をクリックすると、変更内容がタイムライン上に反映されます。

例)江馬建材の作業記録に対し、作業種別「納品」の追加とコメント追記を実施

※作業種別を追加する際は、各種別の実施時間が被らず、作業記録の所要時間内で修正する必要がございます。

編集前:
作業 2024/04/15 11:40-2024/04/15 12:00
編集後:
作業 2024/04/15 11:40- 2024/04/15 11:50
納品 2024/04/15 11:51-2024/04/15 12:00


②「追加」する場合
→まず記録を追加したい時間帯に、追加する記録の所要時間分の余白を作成します。その後、記録を追加していきます。
例)2024/4/15 12:40-13:05でABC商事での作業記録を追加したい。
1.同日12:30-13:05の移動(運転記録)の所要時間を12:30- 12:39 へ編集する


2.12:30-12:39の移動(運転記録)[▼]から[作業記録]をクリックし、作業内容を記入→[登録]する


3.12:40-13:05のABC商事での作業記録がタイムラインに追加された


③「削除」する場合

→削除する記録の右にある[▼]から[削除]をクリックし、確認メッセージ内の[OK]をクリックします。

※削除した記録は復活させることができませんのでご注意ください。




D.レポートで画像を確認する

関連情報項目に[画像]項目を追加した場合、レポートに画像を表示させるためには、以下の設定を実施してください。
※本設定(手順D-1~手順D-7)は、1度設定しておけば2回目以降は設定不要です

手順D-1. Cariotホーム画面右上の歯車マーク→[設定]→[オブジェクトマネージャ]タブを選択→検索ボックスに[ドライバー]と入力→左側メニューの[ドライバーごと走行データ集計]を選択


手順D-2. 左側メニューの[項目とリレーション]を選択→[新規]をクリック


手順D-3. [数式]を選択し、[次へ]をクリック


手順D-4.下記の表を参考に必要事項を入力、数式の戻り値のデータ型は[テキスト]を選択し、[次へ]をクリック

項目の表示ラベル任意の名称
項目名自動で入力される(任意の名称を入力可)


手順D-5. [高度な数式]に以下の数式を入力し、[構文を確認]をクリック
緑の文字で「構文エラーはありません」と確認できたら[次へ]をクリック
※エラーの場合は赤文字で「構文エラー」と表示されます


【数式】※こちらをコピーアンドペーストしてご利用ください
コピー用テキスト
Copied!
IF(ISBLANK( Image__c ),null,IMAGE(('https://api.cariot.jp/api/public/media/images?key=' & Image__c & '&session_id=' & $Api.Session_ID ) , 'NO_IMAGE', 120 , 80 ))

※赤字の「Image__c」の部分は、カスタム日報項目を追加した際に設定した[画像]項目の[項目名]となります
下記画像を参考に、お客様が作成した[画像]項目の[項目名]に修正してください


※緑文字の数字の部分はレポートに表示される際の画像サイズです
上記数式は、縦画像の場合の推奨サイズ「120, 80」となっています
お好みのサイズに合わせて数値を変更してください

手順D-6. [次へ]をクリック


手順D-7. [保存]をクリック


以上で、レポート用の画像項目が追加されました。

関連情報をレポートで確認します

手順D-8. Cariot上部メニュー[レポート]タブを開く→[すべてのレポート]をクリック→[C060_日別ドライバー運転時間(今月)]を選択


手順D-9. 右上の[▼]をクリック→[別名で保存]を選択→[レポート名]に任意のレポート名を入力→[保存]をクリック


手順D-10. 右上の[編集]をクリック


手順D-11. グラフの型式を変更/削除したい場合は、右上の歯車マークをクリックし、グラフの型式を選択もしくは下部の[グラフを削除]をクリック
※ここではグラフを削除する例を紹介しています


手順D-12. [列]にレポートに表示したい関連情報項目をすべて追加します
下部の[詳細行]をオンにし、上部の[更新]をクリックすると、最新の編集内容が表示されます


手順D-13. 編集が完了したら、右上の[保存&実行]をクリック


以下のように、編集したレポートが表示されます。



E. レポートから日報詳細画面へのリンクを設定する

C.紹介した運転報告の日報詳細画面へのリンクを、レポートに表示させるためには、以下の設定を実施してください。
※本設定(手順E-1~手順E-9)は、1度設定しておけば2回目以降は設定不要です
※本設定(手順E-1~手順E-9)は、2022/11/12以降にトライアルを実施されたお客様の環境では、あらかじめ設定されておりますので設定不要です

手順E-1. Cariotホーム画面右上の歯車マーク→[設定]→[オブジェクトマネージャ]タブを選択→検索ボックスに[ドライバー]と入力→左側メニューの[ドライバーごと走行データ集計]を選択


手順E-2. 左側メニューの[ボタン、リンク、およびアクション]を選択→[参照]の右側の▼をクリックし、[編集]をクリック


手順E-3.下記の表を参考に必要事項を選択し、[保存]をクリック

Salesforce Classicの上書きVisualforceページ[DriveReportDetail [DriveReportDetail]]
Lightning Experience の上書きSalesforce Classic の上書きを使用


手順E-4. 左側メニューの[項目とリレーション]を選択→[新規]をクリック


手順E-5. [数式]を選択し、[次へ]をクリック


手順E-6.下記の表を参考に必要事項を入力、数式の戻り値のデータ型は[テキスト]を選択し、[次へ]をクリック

項目の表示ラベル日報詳細へのリンク
項目名DriveReportDetailLink


手順E-7. [高度な数式]に以下の数式を入力し、[構文を確認]をクリック
緑の文字で「構文エラーはありません」と確認できたら[次へ]をクリック
※エラーの場合は赤文字で「構文エラー」と表示されます


【数式】※こちらをコピーアンドペーストしてご利用ください

コピー用テキスト
Copied!
HYPERLINK( "/" + Id , " 詳細 " ,'_blank')

※赤字の「詳細」の部分は、レポート上での表示されるテキストです

手順E-8. [次へ]をクリック


手順E-9. [保存]をクリック


以上で、日報詳細画面へのリンク用数式項目が追加されました。

レポートに日報詳細画面へのリンクを追加します。
※ここでは先ほどC.で作成した[ドライバーごとカスタム日報]レポートを編集して日報詳細画面へのリンクを追加する例を紹介します
新規でレポートを作成していただいても構いません

手順E-10. Cariot上部メニュー[レポート]タブを開く→[ドライバーごとカスタム日報(※手順Eでお客様の任意のレポート名で作成している場合はそのレポート名)]を選択


手順E-11. [編集]をクリック


手順E-12. 列に「日報詳細」と入力し、先ほど作成した[日報詳細へのリンク]を選択→[保存&実行]をクリック


以上で、レポートに日報詳細画面へのリンクが追加されました。
[詳細]をクリックすると、日報詳細画面が開きます。



F.補足情報

運転報告の日報は、一人のドライバーにつき1日(24時間)に一つ作成されます。
1日(24時間)は、AM3:00を起点としています。
起点時間は変更することも可能です。変更をご希望のお客様は Cariotサポート窓口・連絡先 へご連絡ください。

運転報告のデータは「ドライバーごと走行データ集計」レコードを基にしています。
「ドライバーごと走行データ集計」レコードの保存期間は初期設定では365日で設定されており、これを過ぎると定期的に削除されます。
365日以上データを保存したい場合は、以下の手順でデータ保持日数の設定を変更することができます。



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